実家じまいに至るまで、その1

実家じまい

この2025年の冬から春にかけて、実家じまいをしました。

経緯などを書いていると長くなるので何回かに分けようと思います。

まず、私は30代前半(2001年だったかな)で田舎の実家を出て関東で19年暮らしました。
2019年の夏、当時一人暮らしをしていた75歳の母が体調を崩し、母から初めて「助けてほしい」と言われ帰省し、一緒に病院を受診しました。
うつ病との診断でした。

母が心配で、このまま一人暮らしをさせていて大丈夫なのか?実家に帰ったほうがいいのではないか?すごく悩みました。
当時付き合っていた元彼にも相談しましたが「お母さんのお世話をしなかったという後悔をしてほしくない」という返答で、実家に帰る決心をしました。

が、当時やっていた仕事をすぐに辞めることができず、全てを終わらせて実家に戻れるのは2020年の春でした。
幸い、母はクリニックでもらった薬が効いて、私が実家に戻る頃にはだいぶ元気になってきていました。

引っ越しを決めた2020年の3月。決めた時にはまさか日本がこんなことになっているなんて1ミリも予測できなかったコロナ禍。しかも最初に出た緊急事態宣言の真っ只中の引っ越しでした。

当時暮らしていた埼玉から東京駅に向かう電車は貸切状態。あんなに人がいない東京駅を生まれて初めて体験し、新幹線のホームも私と見送りに来てくれた元彼と駅員さんしかいないような状態。まさに異様な状況の中、実家に戻りました。

確か実家に帰っても、2週間くらい家の中でマスク生活だった記憶があります。

母は体調を崩す前、介護の仕事をしていました。75歳なんて自分が介護されていてもいいぐらいの年齢なのに、60歳で定年退職した後、ずっと介護の仕事を続けていました。体調を崩してからは仕事を休んでいて、復帰するか退職するか悩んでいました。

その2に続く。

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